こんにちは、モリ爺です。
この記事では、会社が辛いときは産業医を活用するのもアリでは?という話を、モリ爺の経験を基に語ります。
- 会社が辛いのに、社内に相談できる人がいない方
- 会社が辛いのに、上司や総務・人事に相談しても埒(らち)が明かない方
- 異動や休職、仕事を減らしてもらう必要がある方
産業医って知ってる?
きっとあなたの会社にも
あなたの会社には産業医がいるでしょうか?
ざっくりいうと、従業員が50人を越えた職場であれば、常勤・非常勤を問わず、産業医が選任されているはずです。
労働安全衛生法という法律で定められているからね〜
残業多めの職場であれば、月に一回残業時間が多い人と面談する係、っていうイメージがあるかもしれません。
でも、困った時には産業医に相談するのもアリ、なのです。
注目したい権限
産業医の役割について、興味がある人は厚生労働省の資料を見てみてください。(平易な言葉で書かれた資料なので安心してクリックを)
常勤でない場合でも、産業医は1〜2ヶ月に1回は職場を訪問します。その際、おおっぴらに募集されているかは職場によるのですが、基本的には誰でも面談を希望することができます。
もし今あなたが会社が辛く、それが業務を減らしてもらったり、部署を変えてもらったりすれば改善される、という場合。産業医との面談が助けになるかもしれません。
いや、誰かに話したところで解決しないよ…と思うかもしれません。
しかしこの産業医、「事業者に対し、労働者の健康管理等について必要な勧告」をする権限を持っているのです。
つまり、産業医が「この人仕事減らさないと健康を害する」と判断したら、会社に「この社員の仕事を減らして」と勧告してくれるのです。
あなた1人が上司に掛け合うよりも、改善が見込めそうな気がしてきませんか?
それでは実際にモリ爺が産業医に助けてもらった例をお話していきましょう。
(あくまでも)モリ爺の場合
産業医のおかげで、業務を減らしてもらえた
3つ目の会社に入って6〜7年経った頃でしょうか。
会社が部署の人員を大胆に減らしてきました。
どこまでも机上の空論が好きな会社だったなぁと思うのですが。
その結果、それまで3人でやっていた仕事を、私1人でやる形になりました。
人に仕事を割り振る仕事だったのですが、振り分ける物は毎日やってくるので、基本毎日来た物はその日の内にすべて処理が必要です。
文字通りの自転車操業でした。
仕事自体は決して遅い方ではないのですが(っていうか自分で言うのもなんですが、早い方です)、さすがにこれはキツかった。
残業時間自体は大したことはありませんでしたが(っていうか定時内に終わらせないと他に支障がでる業務)、密度が濃すぎて目が回りそうでした。
そしてある日、会社のエレベーターに乗ろうとしたとき、本当に目が回りました。(目眩ともいう)
私はこの会社に入社して数週間で、心療内科のお世話になった経験がありましたが、その時に近い症状が出そうになっていることが分かりました。
(心療内科のお世話になった話はこちらの記事で)


このままではまた心療内科だ…
そんな時、たまたま産業医が職場を訪問。
試しに話してみるか…と面談を希望。
組織体制が変わって仕事がキツくなったこと。その結果体調に異変が出始めていること。実は入社当初心療内科のお世話になったこと等、話しました。
産業医の方は最後に「内容を会社に報告するか」確認してきました。
そうです、産業医との面談内容は、どこまで会社に伝えるか選べるのです。(生きに死にに影響するレベルの場合は違うかも知れません)
私は隠すこともないので、どうぞ報告してくださいとお願いしました。
すると数日後…
部長が私のところにやってきて「今まで負担かけて済まなかった、すぐに体制変えるから待っててくれ」と言ったのです。
そして程なくして体制が変わり、約束通り負担は減り、体調が悪くなることは回避できました。
もちろんこれはたまたま運が良かったというのはあります。
もともとメンタルで休職している人が常にいたような職場で、会社がそのあたり気にしていたこともあるでしょう。
でも、確かに産業医のおかげで私は助かったのでした。
本当に話しやすい良い方で助かりました。
産業医のおかげで、異動させてもらえた
3つ目の会社に入って10年以上が過ぎた頃。
まず突発性難聴になりかけ。
乗り切ったと思ったら、一月以上声が出なくなったことがありました。
原因は不明、まあストレスでしょう。
以前の経験があったので、私はまた産業医との面談を希望しました。
声が出なかったので、ノートパソコンで筆談です。
もうノートパソコン持ち込みで面談という時点で、産業医に与えたインパクトは大きかったでしょう。
私は今の業務がストレスであること、他部署にいたときは大丈夫だったので、異動を希望していることなどを話しました。
そしてまた、産業医の方は最後に「内容を会社に報告するか」確認してきました。
例によってここは「ぜひ報告を」とお願いしました。
この時はさらに上司にも相談をしました。
「産業医にも相談したのですが」と切り出すと、すでに産業医から話が通っていたのか、すんなりと次のタイミングでの異動を約束してくれたのでした。
上司とも話しやすい関係を維持しておくと助かるよ
数週間後、私はめでたくストレスの少ない部署に異動。声も出るようになり、勤めを続けることができました。
またしても産業医のおかげで私は助かったのでした。
ハズレの産業医はチェンジ
もちろん産業医も人間です、合う合わないもあります。
しかし合う合わない以上に、ちょっとおかしいんじゃないか、という人もいました。
その時はまた、会社の無茶な人員配置でこのままでは半日休むことも無理だ、という状況での面談でした。
一通りこちらの話を聴いた産業医の発した言葉に私は耳を疑いました。
「組合でも作れば?」
おおう…
一応会社に雇われている産業医が、会社としてはありがたくない「組合」を作ることを勧めてくるのは完全アウトだろう。
っていうかそういう問題じゃなくて。
とりあえず、こいつに話しても無駄なことは分かった。
私は早速総務課長にこのことを報告。
すると総務課長も前々からその産業医の言うことがどこかオカシイのでは?と思っていたらしく、産業医を変えることにしよう、と言ってくれたのでした。
産業医はチェンジも可能なのです。
評価が不利にはならないの?
ここで心配する人もいるかもしれません。
産業医との面談は、会社での評価に影響があるのではないか。
まず前述の通り、面談内容を会社に伝える、伝えないは選べます。具体的なアクションをしてもらわなくても、話するだけでも気が楽になるのであれば、十分に面談の価値はあります。
あとは会社によるのかもしれませんが、私の場合は特に産業医を利用したことで不利益になるようなことはありませんでした。
逆にそれで不利な評価をされたり、嫌がらせをされるような会社であれば、とっとと辞めた方がよいのでしょう。
常に「退路を確保」です!
あらゆる手段を使って自分を守ろう
使えるものはなんでも使おう
ここまで産業医が実際に会社に勧告を行えること、その実例をお話させて頂きました。
もちろん会社の状況によって、どこまで効果が期待できるのかは変わるでしょう。
それでも、自分を救うためのリソースの1つとして、産業医に相談するのもアリだな、と知っておいて損はないでしょう。
状況に応じて、上司や心療内科・精神科とうまく組み合わせて使っていくといいかも〜









