こんにちは、モリ爺です。
皆さんは新卒で会社に入った時に、何か驚いたことはありませんでしたか?
私にとって衝撃だったのは「世の中には分かり合えない人がいるんだ」と知ったこと。
今となってはアタリマエの感覚なのですが…
そしてそう思ってしまった相手のことは当然好きにはなれません。
しかし実は会社では、好き嫌いよりも重要なことがあるのを知るのでした。
今日はそんなお話をさせて頂きます。
- 会社の上司や先輩と合わないと感じている方。
- 上司や先輩がロクデナシな方。
入社半年で受けた洗礼
1つ目の会社に入って半年は、仮配属扱いでで随分のんびりさせてもらっていました。
上司も人あたりの良い、いつもこちらに困ったことはないかと尋ねてくれるような人で「会社って案外ラク!」なんて思っていました。
半年経って、いよいよ本配属。
するといきなり残業月40時間超えの忙しさに。
そして上司も一言で言えば「ロクデナシ」のH課長(仮名)にチェンジ。
このH課長に私は社会の(会社の?)洗礼を受けることになるのでした。
ロクデナシのH課長との思い出
HはハラグロのH
このH課長のことを、被害に遭っていた仲間内では密かに「ハラグロ」と呼んでいました。
ハラグロ=腹黒い、です。
今考えれば、H課長は自身の行動基準に沿って行動していただけでした。特別なにか悪巧みをしていたとか、悪知恵働かせていたということはなかったように思います。ただ受け取るこちらも若かった、ということかな…
頭の良い方で業界知識も相当あり、分からないことはH課長に聞けばどうにかなる、といった方でした。
ただ自分が優秀な分「できない人」のことが理解できないところがありました。
それだけは言わないで
仕事ができて、どちらかというとドライなH課長。
毎日大量の仕事を部下に振り分けて(押し付けて)自分は定時でさくっと帰宅。
残された部下達が21時とか22時までヒーヒー言いながらどうにか仕事を処理。
いや、それ自体は良いんです。別に一緒に残業して欲しいだなんて思いません。
ただ課長なら、自分が部下にどれくらいのことをさせているのかは把握していて欲しい。
一番困るのは、この言葉を言われることでした。
「(そんなに残業ばかりして)何が忙しいの?」
H課長のこの言葉には本当に精神削られました。
(なので自分が人を使う立場になってからも、この言葉だけは言わないようにしていました)
いや、あなたに渡された仕事やってるだけなんですけど、と返すと、
「そんなに時間がかかるハズがない」
…その後の会社人生でもこの台詞をいう人は時々いましたが、全員地獄へ墜ちれば良いと今でも思っています。
そもそも「ハズがない」とか「ありえない」っていうのは自分の想像や想定の範囲を超えているというだけのことで、要は「アナタが知らないだけですよ」って話だよね〜。
ハズがない、って言われてもこれでも精一杯やっているんですが…
「なんでこの人は分かってくれないのだろう」と日々悲しい気持ちでいっぱいでした。
そしてこれが冒頭の「世の中には分かり合えない人がいるんだ」に繋がります。
「アンタやり方汚いよ」
じゃあH課長、完全無欠だったかというとそんなことはなく。
仕事の流れの中に「顧客と最終打ち合わせ」というものが必ずありました。
ところがH課長は、割と頻繁にこの日を狙って有給休暇を入れていました。
最終打ち合わせは非常に重要なので、休みを取るときは大抵の人はこの日は外します。
一度ある顧客に「あれ? H課長お休みなの? 体調崩されているの?」と聞かれたことがあります。それくらい、顧客にとっても担当がこの日に休むことは考えられないのです。
(ちなみにその時私は「いえ、元々休み取っていたみたいですよ♪」と正直に答えてやりました)
もっとも会社なので、H課長がいなければ残った人でどうにかするし、どうにかなるので休みたい時に休んで何が悪いかと聞かれれば、何も悪くはありません。
悪くはないけど…うまく逃げられた、という印象は強く残ります。
こんな風に、良く言えば「要領が良い」方でした。
ただ一事が万事こんな感じとなると、腹黒い、やり方が汚い、という印象になっていくわけです。
そして入社5〜6年経った頃でしょうか。
ある時、あまりにもH課長のやり方が我慢できなかった事がありました。
そして大勢の人の前でH課長を罵倒してしまったのです。
「アンタやり方汚いよ!」と。
…若気の至りとお許しください…
今となってはお恥ずかしい限り…
でも周囲からは拍手喝采でした。
好き嫌いじゃなくて利用価値
そんなH課長に対しては、どうしても好き嫌いでいえば「嫌い」という感情を抱いていました。
しかし時間が経つにつれ、好き嫌いという感情を一切排除すると、実は案外仕事はしやすい相手であることに気づくのです。
先ほどの「アンタやり方汚いよ」事件の時も、H課長は罵倒し返してくることはなく、冷静に衝突しているポイントを一つ一つ処理してくれたのは助かりました。
もっともこれとは別に「モリ爺は仕事はできるけど、社会人としての自覚が足りない」と陰口を叩かれていたみたいですが。笑
またH課長が理詰めで攻撃してくる分、こちらも理詰めでいくと話が通りやすいのも便利でした。
そう、結局会社では「好き嫌い」よりも「便利かどうか」の方が重要なのです。
それが分かってからは色々随分ラクになりました。
人は利用するもの(良い意味で)
H課長のいた1つ目の会社を退職し、3つ目の会社に入ってしばらくした頃。私は会社が辛くて転職の可能性をあたっていました。
(その辛かった時の話はこちら)


転職先の可能性と一つとして、1つ目の会社に出戻りを考えたのです。
そして連絡をした相手はH課長でした。
入社1年目には「世の中には分かり合えない人もいるんだ」と教えてくれたH課長が、10数年経ったら頼っても良いと思える相手になっていたのです。
それは別に好き嫌いとか、信用しているしていないとはちょっと違って、言葉は悪いかもしれませんが「利用できるかどうか」という話です。
だからもし、あなたが会社の上司や先輩のことが嫌だとしても、こんなこともあるかもしれない、くらいに思っていたら少しラクになれるかもしれません。
- 会社の上司が超絶嫌な奴だった。
- でも仕事の上では便利な奴だった。
- 好き嫌いを捨てて、うまく利用しようとした。
- 10数年後、自分から連絡しても良いと思う相手になっていた。
結論、会社の上司のことは好きになる必要はない、ただ利用せよ。でした。
好きになれるならそれに越したことはないけどね〜









